カテゴリー「4. 素晴らしいギタリストたち」の記事

Christopher Parkening

あまりクラシックギターは聴いていないので、他のギタリストを良く知らないのですが、たまたま15年程前にこの人が編曲した楽譜を手に入れて、その時CDを2枚買いました。特にお勧めはこちらの「The Artistry Of Christopher Parkening」です。これはベスト盤のようですが、幅広いジャンルの音楽が収められていてそのままBGMとして流してもいいようなリラックスできるアルバムだと思います。
中でも、サティのジムノペディが1番から3番までギターで聴けるのがいいです。他にもドビュッシーやラベルといった印象派の曲がとても綺麗です。

最近知ったのですが、Parkeningは30歳の時に、一度引退してるんですね。子供のころからマス釣りが大好きで若くして引退してのんびり暮らすことを夢見ていたそうです。念願どおり富と名声を得て30歳で引退して小川の流れる農場を買い取ってマス釣り三昧の生活を送っていたそうです。
しかし、数年後にはとてもむなしくなり、悔い改めてクリスチャンとして神様のために再びギターを弾くことにしたそうです。

人生色々…ですね。

(オフィシャルサイト)http://www.parkening.com/


THE ARTISTRY OF CHRISTOPHER PARKENING

      

買ったきっかけ:
楽譜を持っていたので

感想:
バロック、印象派、民俗音楽、と幅広いジャンルから選曲されていて、じっくり聴くのも、BGMとして流すのも、どちらにも良いアルバムです。

おすすめポイント:
中でも、印象派の曲がとても綺麗です。

THE ARTISTRY OF CHRISTOPHER PARKENING

アーティスト:Erik Satie,Claude Debussy,Francis Poulenc,Maurice Ravel,Anonymous,Christopher Parkening

THE ARTISTRY OF CHRISTOPHER PARKENING

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Charlie Christian

表舞台で活躍したのは1939年から1942年のわずか3年ほどですが、その影響は計り知れないほど大きく、エレクトリック・ギターの開祖として、今も語り継がれる伝説のギタリストです。

エレクトリック・ギターを弾くからにはそのルーツを一度は聴いておかなければ、と思って聴いてみたのが最初ですが、その歌うように湧き出るフレーズやバッキングのグルーヴは、そんなことを抜きにして純粋に楽しめるものでした。

ジャズの世界では、セロニアス・モンクらとのジャムセッションがビバップのさきがけとして、とても高く評価されていますが、僕自身はベニーグッドマン・セクステットでの少し懐かしいような暖かいサウンドが好きです。

(参考) http://www.craftone.co.jp/solo_flight/guitarist/christian,c/index.html



Sextet Featuring Charlie Christian

買ったきっかけ:
チャーリー・クリスチャンを聴きたくて。

感想:
懐かしさと同時に今もあせない輝きを感じます。

おすすめポイント:
クラリネット、ギター、ヴァイブラフォンのユニゾンで始まるGood Enough To Keepのグルーヴ感にはまります。

Sextet Featuring Charlie Christian

アーティスト:Benny Goodman

Sextet Featuring Charlie Christian

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ゴンチチ

アコースティック・ギター・デュオの草分けと言っていいと思います。昔からそういう音楽はあったとは思いますが、一つのジャンルとして確立したのは、ゴンチチ以後ではないでしょうか。

ゴンチチの名前はずいぶん前から知っていましたし、サウンドもコマーシャルなんかでよく聴いてはいましたが、実は正直なところちゃんとアルバムを聴き込んだことはありませんでした。そこで、ベスト版「The Best Of Gontiti Works」を借りてみました。

快適なギターはイメージどおりでしたが、想像していたよりも音楽の幅が広く、長年人気グループとして続いている理由が良く分かりました。ギターだけなのかな、と思っていたのですが、バンド・サウンドも多く、特別ギターが好きな人でなくても楽しめると思います。

まだまだ語れるほどには分かっていませんが、もっといろいろ聴いてみたくなる音楽です。

(オフィシャルサイト) → http://www.gontiti.jp/


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日渡奈那

初めて僕がこの人の演奏を聞いたのは ソロ・ギターで弾くディズニー 名曲集 23 の模範演奏CDでした。これまで楽譜についているCDというと、失礼ながら上手いけどあまり面白くない演奏という偏見があったのですが、このCDはメロディがとても綺麗で、まさにギターが歌っているという表現がぴったりでした。

それで、日渡奈那さんのことを少しネットで調べました。

(参考 Wikipedia) → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B8%A1%E5%A5%88%E9%82%A3

他にもいくつかの楽譜集で模範演奏をされているようです。その内のソロギターで弾く スタジオジブリ作品集で使用された音源を改めてCD作品としてHaclaレーベルからリリースされていたので、それを買いました。

こちらも、原曲のメロディを大切にした、とてもリラックスできる演奏です。


ジブリ・ザ・ギター

買ったきっかけ:
日渡奈那さんの作品だから。

感想:
とても素直にメロディが響き、気持ちが落ち着いてゆきます。

おすすめポイント:
ジブリ音楽が好きな人にも、ギターの音色が好きな人にも、癒されたい人にも、おすすめです。

ジブリ・ザ・ギター

アーティスト:日渡奈那

ジブリ・ザ・ギター

 

日渡さんは現在はスイスに住み現地の音楽学校で指導されているようですが、時々来日公演もあるようです。

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末原康志

エレクトリック・ギターって、とても演奏人口が多い楽器だと思うのですが、意外にソロ楽器としては確立されていません。なので、アコースティック・ギターのような市販のソロ楽譜というものはなく、レパートリーを増やしたいと思っても結構時間がかかってしまいます。その分、いろいろなアレンジを考える楽しみもあるのですが…。

そんな時に、「エレクトリック・ギターのしらべ」というCD付き楽譜集を発見し、さっそく買いました。その著者がセッション・ギタリストとして活躍している末原康志(SueharaYasushi)さんです。

末原さんはもともとロックな方ですが、アコースティック・ギターによるリーダー・アルバムを3枚リリースしておられ、アコースティック・ギター関係の著作も数多く出版されています。
そんな経歴の方なので、そのサウンドはファンキーかつロック・スピリット溢れるものでありながら、とても美しいものです。収録されている楽曲もクラシック、ロック、ジャズ、と幅広いジャンルのもので、すべてエレクトリック・ギターの特徴を活かしたアレンジになっています。まさに僕が欲しかったような楽譜集でした。07年11月の発売以来3ヶ月で早くも重版となったそうです。現在、2作目を製作中だそうですので、こちらも楽しみです。

この曲集は、もともとギターマガジンという雑誌の連載セミナー「ピックで弾けるソロ・ギター! エレクトリック・ギターのしらべ」をCD付きムックとしてまとめたもので、収録曲の一部はWEBでも聴くことができます。連載はまだ続いていますので、毎月チェックしてみるのもいいですね。

(末原さん公式サイト) http://sueharayasushi.com/
(誌上セミナー対応音源) http://guitar.digimart.net/gm/seminar/pickdehikeru/
(曲集) エレクトリック・ギターのしらべ

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Peter Maunu

ウィンダム・ヒルのギター・コンピレーション・アルバム「Guitar Sampler」に1曲だけCheyenneと言う曲が収録されていて、とても印象的だったので、少し調べたのですが、この人についての情報はとても少ないです。

あっちこっち検索して、大体分かったことは、次のとおりです。誰かもっと詳しい方がいらっしゃったらぜひコメントをお願いします。

Peter Maunuは1980年代にはMark Isham、Patrick O'Hearn、Terry BozzioらとGroup 87というグループで活動し、2枚のアルバムを残しています。

その後ニュー・エイジに傾倒し、90年代にはソロで「Warm Sound in a Gray Field」というアルバムを発表しているようです。そして現在もセッションギタリストとして活躍している、とのことです。

また、Spectrasonics社のBizarre Guitarというサウンド・ライブラリーの製作を行うなど、多方面で活躍しているようです。

プロフィール(Spectrasonics社のページ:英文)


で、音楽の話ですが、Cheyenneというのはアメリカン・インディアンの一部族の名称だそうで、そう言われてみると大陸に広がる夕日のようなイメージのある楽曲です。エレクトリック・ギターとシンセサイザーのハーモニーがとても綺麗です。

今度は、他の作品も聴いて見たいと思います。


Windham Hill Guitar Sampler

      

買ったきっかけ:
ウィンダム・ヒルの作品だから

感想:
草原の風に吹かれて癒されたい時に聴きたい音楽です。

おすすめポイント:
全体的にアコースティックサウンド中心のコンピレーションですが、ラストを飾るPeter MaunuのCheyenneはナチュラルなエレクトリック・ギターの響きがとても印象的な楽曲です。

Windham Hill Guitar Sampler

アーティスト:Various Artists

Windham Hill Guitar Sampler

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Will Ackerman

ウィンダムヒル・レコーズの創始者としても有名な、代表的なニュー・エイジ・アコースティック・ギタリストです。

僕は代表作と言われている「Passage」と「Imaginary Roads」の2枚のアルバムを持っていますが、どちらも透明感あふれるサウンドで、まさにレーベル名どおりウィンダムの丘を彷彿とさせます。

Imaginary Roads

      

買ったきっかけ:
ウィル・アッカーマンの代表作だったので。

感想:
透明感あふれるサウンドは米国北東部のウィンダムの丘のイメージそのものです。

おすすめポイント:
喧騒から離れて休みたいときにぴったりです。こころが透明になって行くのを感じます。

Imaginary Roads

アーティスト:William Ackerman

Imaginary Roads

ちなみに、現在Will Ackermanは米国ヴァーモント州のウィンダム郡にある Brattleboro
という町に住んでマイペースな活動を続けているそうです。

(オフィシャルサイト) http://www.williamackerman.com/

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Eric Johnson

甘いマスクと甘いトーン、超絶技巧の数々。その素晴らしさを数え上げるとキリがありませんが、なんと言っても音色の美しさではこの人の右に出る人はいません。
オールド・ストラトキャスターから繰り出される魔法のようなトーンは、ギターを弾く人なら絶対に一度は体験するべきです。
1990年にはアルバム「Ah Via Musicom」でグラミー賞も受賞しているのですが、日本での知名度はそれほど高くないのが、ちょっと残念です。

僕自身もそんなに聴き込んでいる訳ではないのですが、まずは、定番の「Cliffs Of Dover」や「Manhattan」から入るのがいいと思います。ただ、僕自身はコンピレーション・アルバム「Merry Axemas」に収録されているクリスマスキャロル「牧人ひつじを」がお気に入りです。(ちょっと邪道かもしれませんが…)

(本家) http://www.ericjohnson.com/

(Manhattan のビデオクリップ)↓

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Edward Van Halen

言わずと知れたハードロックの雄ヴァン・ヘイレンのギタリストです。

ヴァン・ヘイレンの音楽を知っている人は皆同意してくれると思いますが、エディのギターは、ただ激しいだけではなく、オーバードライブサウンドの合間に、時折聞こえる、どこまでも透き通ったクリーン・トーンが、絶妙のコントラストとなって、本当に“歌って”いるかのようです。

エディのロック史上の輝かしい足跡は僕が語るまでもないことですが、ここではもっともポップでキャッチーと思われる「Diver Down」を紹介したいと思います。1982年のリリースですが、今でも十分新鮮で楽しめるアルバムです。


Diver Down

買ったきっかけ:
買ったのは初回のアナログレコードで、もう20年以上も前のことです。以前からVan Halenのファンだったから、発売前からずっと待っていました。

感想:
ジャンプやパナマで大ブレイクする直前のアルバムで、キンクスのヒット曲プリティ・ウーマンのカバーを筆頭に、キャッチーで透明感のある楽曲が多く、ハードロック・ファンでなくても楽しめると思います。

おすすめポイント:
Cathedral(大聖堂)は、タッピング、ヴォリューム奏法、ディレイの組み合わせ技のソロギター楽曲です。ギタリストなら一度は挑戦したくなるような曲ですが、音楽的にも素晴らしい完成度を持っていて、ギタリストでなくても十二分に楽しめると思います。当時はどうやって演奏しているのか誰にも分からず、ギター雑誌などでもとんでもない見当違いの解説が多く見られたことを思い出します。

Diver Down

アーティスト:Van Halen

Diver Down


エディの病気や、バンドのメンバーチェンジなども重なって、1998年以降バンドとしてのアルバムはリリースされていませんが、今年(2007年)9月から3年ぶりのライブツアーを開始したようです。メンバーは、ドラムとギターは当然アレックスとエディのヴァン・ヘイレン兄弟、ヴォーカルにはオリジナルメンバーのデイヴ・リー・ロスが復帰、ベースにはエディの息子ウォルフガングが新規加入、という編成だそうです。どんなサウンドなんでしょうね。

(本家) http://www.van-halen.com/

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Keola Beamer

この人はハワイアン・スラックキー・ギターの第一人者です。
皆さんはハワイアン・スラックキー・ギターってどんな音楽か知っていますか? 実は、最近まで僕も全く知りませんでした。

地元の図書館で「Hawaiian Slack Key Guitar Masters」と言うコンピレーションCDを何気なく借りたことが、僕とスラックキー・ギターとの出会いでした。そのCDにはKeola Beamerの演奏が2曲収められていました。ハワイアンって言うと「プールでかかっているBGM」のイメージが強かったのですが、Keola Beamerのサウンドには、もっと自然の中でうとうとしている時のような心地よさがあります。

自然なサウンドだから別にハワイでなくても違和感なく楽しめます。真夏の夜にはもちろん、冬でもKeola Beamerを聞きながら暖かい飲物なんかを頂くと、とてもリラックス出来ると思います。

(本家) http://www.kbeamer.com/
(参考1) http://www.j-wave.co.jp/blog/mp_hawaii/archives/2005/08/post_87.html
(参考2) http://www.kbeamer.net/modules/tinyd2/

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